今回は、ソリオのバックカメラ映像ケーブルの配線についてです。
2つの記事になりますが1回目は、バックドアの蛇腹に映像ケーブルを通すところまでを紹介します。
車両は、スズキソリオMA26ですが、別の車両でも応用はできると思います。
エーモンの配線ガイドを使ってケーブルを通していますので、気になる方は、是非ご覧ください。
はじめに
バックカメラは、取り付け済みでバックランプから電源を取っています。
以前配線したときは、蛇腹を通さず開口部分のふちを伝って下のほうから室内に引き込んでいました。
しばらくは使えていたのですが、断線してしまったので、今回は、蛇腹を通して室内に引き込み、内張の中を通して配線しました。
今回使用したのは、下の画像の配線ガイドですが、配線ガイドとケーブルについては、最後に紹介します。
ソリオのバックカメラの配線作業開始
バックドアの内張を外す
まず初めにバックドアの内張を外します。
内張はがしがあればよいですが、もしなくても指で引っ掛けるようにして外すことができます。
クリップの最初の1つを外すのに少し勇気がいるかもしれませんが、1つ外すと感覚がつかめると思いますので、力の加減に注意しながら外しましょう。
バックドアを閉めたときに下になる方の左右どちらかの角から外すとやりやすかったです。
下の画像は、外した内張ですが、白いクリップと黒いクリップで固定されていますのでクリップの位置の参考にしてください。
※作業終了時に内張を元に戻しますが、その際にクリップと穴の位置がずれないように注意しましょう。位置があっていないのにはめようとするとクリップが割れてしまいます。
配線を通すルートの確認
ソリオの場合は、蛇腹の位置が左寄りでしたので左の端を通して蛇腹のところまで線を通します。
下の図の赤線のルートになります。
距離もあり曲がっているので結構厄介です。
蛇腹のところまで配線ガイドを通す
蛇腹を外したら配線ガイドを通します。
蛇腹側から通すのは、困難なので逆側から通します。
配線を通すルートがL字に曲がっていますので、配線ガイドは、まっすぐにはせずに曲がってほしい方向をイメージして弓なりに形を整えてから作業しました。
1回目は、まっすぐにしてからやってみたところうまくできず、2回目で曲がってほしい方向に緩くカーブをつけておいて作業したらうまくできました。
また効果のほどはわかりませんが、先端にシリコンスプレーをかけてから通しました。
※配線ガイドは、黄色いキャップがついている側と輪になっている側があるので黄色いキャップのほうから通します。
下の画像は、配線ガイドを入れた場所と先端が出てきた状況です。先端が見えたら指で引っ張り出すようにしました。
配線ガイドの長さギリギリです・・・
映像ケーブルを蛇腹のところまで通す
配線ガイドを通すことができたら続いて映像ケーブルを通します。
配線ガイドの片側が輪になっていますので、ここに映像ケーブルのコネクタを固定します。
通している途中で引っかからないようにビニルテープなどで覆います。
下の画像は、映像ケーブルを引っ張り出した状態ですが、こんな感じでビニルテープを巻きました。
配線ガイドは、つけたままで映像ケーブルを必要な分引き出します。
私は、余ったケーブルは、助手席の下あたりで処理するつもりでしたので、バックドア側は、カメラまでの距離+α残してすべて通しました。
蛇腹の中に配線を通す
ケーブルを引き出したら次は、蛇腹の中を通します。
私の中では、今回の作業で一番気を使ったところです。コネクタの大きさを考えると蛇腹の太さに余裕がなく、もともと通っている線がかなり細いので断線させないように気を使いました。
まずは、下の画像のように配線ガイドを通します。これは、簡単に通せます。
次に映像ケーブルを通します。最大の難関、コネクタを通します。
少しでも滑りをよくするためにシリコンスプレーを結構使いました。これはお勧めします。
コネクタを通す際は、配線ガイドを引っ張って通すということはしませんでした(無理でした)。
今回使った映像ケーブルの被覆が結構しっかりしていたので、右手でケーブルを押し込むようにしました。
コツとしましては、右手でケーブルを押し込む際に左手で蛇腹を持ちコネクタの位置を確認しつつその部分の蛇腹を少し伸ばすようにします。
蛇腹の凸凹が引っかかるので、その部分だけ軽く伸ばして平らにしてあげるイメージです。
力の入れすぎには気を付けましょう。もともと通っている配線が細いので・・・・。
下の画像は、無事ケーブルを通したところです。周りについている汚れは、シリコンスプレーです。
室内の配線は、2回目で紹介します。
今回使用した配線ガイド、映像ケーブルについて
エーモンの配線ガイドとフジパーツの映像ケーブルを使用しました。
エーモンの配線ガイド
長さは、約100cmで太さは、測ってみたところ約4mmでした。
片側にキャップがついていて逆側は輪になっているので、通したいケーブルを引っ掛けることができます。被覆付きの鉄線は、自由に角度が変えられるフレックス素材を使用しています。
映像ケーブル FVC-124E
富士パーツ商会のケーブルを使用しました。金メッキプラグ、2重シールドのケーブルです。
車の後ろから前までの配線なので、十分な長さがあり比較的安いものを選びました。
ソリオのバックカメラ配線まとめ
今回は、バックカメラの配線でバックドアの蛇腹を通すところまでを紹介しました。
室内の配線については、2回目『バックカメラの配線2 バックドアの蛇腹から室内へ スズキソリオ』でご紹介します。
スズキソリオで作業した様子ですが、ほかの車両にも応用できるので参考になれば幸いです。
今回は、以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。