コムテックのドライブレコーダーZDR025の取り付けをDIYで行いましたので紹介します。
ZDR035など前後2カメラドライブレコーダーであれば基本的には変わらないので、他の機種でも作業はそれほど変わりません。
2カメラとなると取り付け相場も1万円以上になりますので、DIYでの取り付けの参考になれば幸いです。
車両は、MA26Sソリオで、作業時間は、1時間半程度です。
取り付け方がよくわからない、自分で取り付けができるかな?という方は、是非ご覧ください。
ZDR025のセット内容、取り付け前の確認について
ZDR025のセット内容と取り付け前の確認について説明いたします。
ZDR025のセット内容
まずは、箱から出した状態です。
次に一式を並べた画像です。
SDカードは、初めから本体にセットされていますので画像には映っていません。
ZDR025取り付け前の確認
取り付け前に動作確認をしましょう。
万が一初期不良があった場合、取り付けてからだとショックが大きいです。
マニュアルでは、取り付ける前に日時の設定をするように記載があります。
日時はGSPを受信すれば自動で修正されるので、取り付け前の動作確認も兼ねているのかな?と勝手に解釈しています。
下の画像が事前に動作させている様子です。
リアカメラの取り付けと配線について。前後2カメラモデルの取り付けで一番気になるポイント!?
リアカメラの取り付けと配線について説明いたします。
リアカメラの取り付け
リアカメラの取付位置
まずは、リアカメラの取付位置で気にする点
- 両面テープおよびレンズの位置は、ウィンドウの電熱線を避ける
- ワイパーの拭き取り範囲にする
- マニュアルの推奨位置を確認する
マニュアルを見ると後続車接近のお知らせ機能を使う場合は、ウィンドウ上部の中央付近を推奨していたので、ハイマウントストップランプのすぐ下に取り付けました。
失敗事例の紹介
リアカメラの取付位置で失敗事例を載せておきます。
ハイマウントストップランプのすぐ下に取り付けを行い電熱線をうまく避けられたと思いましたが、カメラの取付位置が高い場合、キャリブレーションをするとカメラがやや下向きになります。
その結果、カメラの下側の電熱線が少しだけ映像に映ってしまいました。
ハイマウントストップランプがあるので、これ以上、上につけることができず、今回は仕方ないかと思いますが、背の高い車の場合はカメラがやや下向きになることも考慮したほうがよさそうです。
これは、ダメというわけではなく好みの問題でもあります。
※垂直画角が広いので熱線が映ってしまうのは、やむを得ないと思いますが、画像の下側は、接近した後続車が映るあたりなので余計なものは映っていない方が良いかな?と考えています。
リアカメラ取り付け
ハイマウントストップランプのカバーが邪魔なので外します。
画像の矢印のようにバックドアを開いた状態で下向きに力を加えると外れます。
ネット上では、爪が折れたという書き込みもあるので、様子を見ながら力を加えましょう。
念のために爪がわかる写真も載せておきます。
実際の取り付け作業ですが、まずは、しっかりと汚れを拭き取ります。
クリーナーが付属していますので、ガラスだけではなく、カメラのステーの方も拭きます。
※クリーナーが乾いてしまうので、ついでにフロントの取付位置もこのタイミングで拭いておいた方がいいです。
冬場などでおおよそ10℃以下の場合接着力が落ちるようなので、両面テープや貼り付け場所を軽く温めるとよいようです。
次に貼り付けですが、気泡が入らないようにどちらかの辺から順番に貼り付けます。
マニュアルにも載っていますが、簡単なイメージ図を載せておきます。
貼り付けた後は、軽く押し付けます。
3Mのテープの場合、3秒ほど押し付けると記載があります。
取り付け後のイメージはこんな感じです。
リアカメラの配線
リアからフロントへ
バックドア周りの配線の処理をする前にフロントまでの配線を行いました。
リアからフロントへ配線する場合、上を通す場合と一度下におろしてフロアを通す場合がありますが、今回は、上を通しました。
ケーブルをルーフの内張に隠しますので、Dピラーの内張の上側を外しました。
ルーフの内張にケーブルを隠していきます。
ドア付近は、ウエザーストリップをめくってケーブルを入れます。
下の画像は、ケーブルが見えていますが、実際は、もう少し押し込んで隠しています。
Bピラーのところは、内張を外さずに配線ガイドを使って通しました。
※配線ガイドを使わずに内張の上側を少し引っ張ってその隙間に配線を押し込んでも配線を隠すことができます。
フロントまで配線できたら、Aピラーの内張を外してドラレコ本体まで配線します。
リアカメラのケーブルは、上側を通していますが、後ほど電源のケーブルを通しますので、内張を完全に外しました。
バックドア周辺の配線
今回は、蛇腹のチューブを通さずに愛工房のリア配線隠しキットとドラレコ取り付けキットを利用しました。
理由としては、
- リアカメラのコネクタがL型で蛇腹を通しにくい
- 以前、バックカメラの配線を通しているので、蛇腹内のスペースが少なくなっている
- 1年程度でドラレコを別の車両に取り付ける可能性がある
参考画像を載せておきます。通せる気がしません・・・。
バックドア付近の配線の処理をします。
今回利用したリア配線隠しキットとドラレコ取り付けキットの画像です。
画像右側のモールは、ドラレコ取り付けキットという名前ですが、ドラレコに限らずシガーソケットを増設する際の配線処理などいろいろと使えますので便利です。
事前に貼り付け位置の確認をしたところ、電熱線の上に貼り付けることになるので、その部分に切れ込みを入れました。
リア配線隠しキットのチューブにケーブルを通します。
L型コネクタがネックで通しにくかったので、配線ガイドを利用して通しました。
クリーナーが付属していますので貼り付け面をきれいに拭きます。
内張にしっかりと貼り付くか心配でしたが、結構強力な両面テープです。
貼り付けをした後の画像とバックドアを開いたとき・閉じたときの画像です。
後は、リア配線隠しキットからリヤカメラまでの配線をドラレコ配線キットを使って隠します。
25cmのモール1本でちょうどよかったのでそのまま貼り付けました。
ハイマウントストップのカバーは、外す可能性があるので、そこには、貼り付けていません。
※2021.9.19追記
別の車両への取り付けも行いましたが、バックドア周辺は、コルゲートチューブ(配線チューブ)を使って簡易的な配線をすることができました。
※取り付けて間もないので外れてしまわないか?などの検証はできていません。
→1ヶ月経過しましたが外れることはありませんでした。
使用したコルゲートチューブ(配線チューブ)は、7φのスリット入りです。
固定は、配線止め金具(エーモン No.F233)を使っていますが、No.1788配線チューブホルダーというものも発売されています。
強度の心配はありますが1000円以下ですみます。
※スリット入りにしないと線を通せないので購入する際は要注意です。
余った配線の処理
リアカメラのケーブルは、9mもあるので、おそらく余ると思います。
今回は、できるだけ平たく束ねて、Dピラーの内張に隠しました。
クリップなどで挟まないように注意です。
フロントカメラ(ドライブレコーダー本体)の取り付けと配線
フロントカメラ(ドライブレコーダー本体)の取り付けと配線について説明いたします。
フロントカメラ(ドライブレコーダー本体)の取り付け
リアカメラを取り付ける際にフロントも拭いておいたので貼り付けから行います。
※もし拭き忘れていたらきれいに拭いてから貼り付けましょう。
フロントカメラ(ドライブレコーダー本体)の取付位置で気にする点
- フロントガラスの上側20%の範囲内
- できるだけミラーの裏に隠れる位置にする
- ワイパーの拭き取り範囲にする
- マニュアルの推奨位置を確認する
- 車検ステッカーの上に貼らない
- 地デジ、ETC、GPSのアンテナなどのそばには付けない
- ブレーキサポートなどのカメラ、センサーがある場合は、車両のマニュアルなどで注意点を確認する
リアに比べると注意点が多いです。
ダッシュボードにつける場合の注意点もありますが、ここでは割愛します。
私が取り付けたのは、ミラーからは少しはみ出していますが、車検ステッカーの右横です。
貼り付ける際の注意点は、リアと同じで、気泡が入らないようにと軽く押さえつけるなどです。
電源ケーブルの配線
電源ケーブルは、ルーフの内張に隠しながら助手席のAピラーまでもっていきます。
Aピラーのところには、ほかの配線が通っていますので、同じ場所を通して助手席の足元まで配線します。
グローブボックスを外すと作業がやりやすくなります。
シガーソケットへの接続およびシガーソケットの増設について
後は、シガーソケットに差し込むだけです。
もし作業可能であれば、シガーソケットは他の電装品で使うこともあるので、ドラレコ用に増設するのがお勧めです。
ヒューズボックスから電源を取りますので、この作業をやると+15分位かかると思います。
シガーソケットを増設する場合は、事前にヒューズボックスのフタや車両のマニュアルでACCのヒューズのアンペア数を確認しておきます。
またヒューズの種類も平型、ミニ平型、低背がありますので確認しておきましょう。
ここまで確認できたらヒューズボックスから電源を取れるシガーソケットを購入します。
取付時の注意点としては、差し替えるヒューズからコードが出ていますが、そちらを電源側にします。
私の車両の場合は、テスターで確認したところ上側だったのでそちらにコードが来るように挿しています。
後は、コードを処理して接続すれば終了です。
最後に動作確認及び必要に応じてキャリブレーション
ここまで出来たら動作確認です。
ACCONでドラレコ起動。前後の映像が確認できればとりあえずOKです。
もし、運転支援機能を使う場合は、マニュアルを見ながらキャリブレーションを行いましょう。
ZDR025を自分で取り付けのまとめ
今回は、コムテックZDR025の取り付けを紹介しました。
2カメラになると難易度が上がりますが、バックドア周りの配線が何とかなれば、DIYで取り付け可能だと思います。
愛工房の配線キットは、合計で4000円位しましたが、ショップに頼むと1万円以上すると思いますので、少し節約できると思います。
また、自分で配線をしている場合は、車両の乗り換えでも取り外すことができるはずです。
ZDR025の取り付けを紹介しましたが、使ってみた感想を紹介していますので、下記の記事も参考にしてください。
『[ZDR025]私の口コミ・評価!実際に使って徹底レビュー』
またZDR035も同じ方法で取り付けを行いました。
実際に使っての私の口コミは、下記の記事で紹介しています。
『ZDR035を実際に使った私の口コミ!評価・レビュー!【コムテック】』
今回は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
※実際の作業については、各自のご判断、ご責任において行ってください。