この記事では、サンコーのこたんぽ「2022年版」と「2021年版」の違いとこたんぽの2022年版ができるまでの進化の歴史を紹介します。
こたんぽの2021年版と2022年版の違いは?
こたんぽの2021年版と2022年版の違いを紹介します。
下の表は、スペック表ですが、性能や使い勝手にかかわりそうな項目で違う点を黄色にしました。
2021年版は、開発期間がかなり短かったようですが、2022年版は、前作での不満点などを踏まえて改良されています。
2021年版 | 2022年版 | |
型番 | TK-WOK21BW | KRKTTKSBW |
サイズ 本体 | 幅480×高さ1290×奥行320(mm) | 幅480×高さ1300×奥行320(mm) |
サイズ ヒーター | 幅400× 高さ900(mm) | 幅400× 高さ900(mm) |
重量 本体 | 約1980g | 約1350g |
重量 ヒーター | 約250g | 約400g |
重量 リモコン・ケーブル | 約450g | 約200g |
入力 | AC100V | AC100V |
定格周波数 | 50Hz/60Hz | 50Hz/60Hz |
定格最大消費電力 | 50W | 60W |
温度設定 | 約30度、約33度、約36度、約39度、約42度、約45度 | 約38度、約42度、約45度、約48度、約52度、約55度 |
タイマー設定 | 30分/60分/90分 | 30分/60分/90分/120分 |
材質 | 表面 ポリエステル/ 裏面 ポリエステル | 本体: ポリエステル100%、ヒーターマット:ポリエステル90%、ポリプロピレン10% |
洗濯方法 | 手洗い | 手洗い |
電源プラグ部分からリモコンまでの長さ | 約190cm | 約210cm |
リモコンから本体ソケット口までの長さ | 約85cm | 約50cm |
全長 | 約300cm | 約270cm(リモコン部分含む) |
内容品 | 本体、コントローラースイッチ、日本語説明書 | 本体、ヒーターマット、コントローラー付電源ケーブル、日本語説明書 |
JAN | 4580060592081 | 4580060594474 |
参考価格 | 9,800円 | 12,800円 |
それでは、スペック表に出ていない部分も含めて違いを紹介します。
サイズ・重量の違い

2022年版は、サイズが大きくなっています。
スペック表では、1cm(10mm)の違いですが、商品ページを見ると10cm長くしたようです。
身長がある人でも胸あたりまで覆えるサイズになっています。
重量については、2022年版の方が、ヒーターはすこし重くなっていますが、本体とリモコン・ケーブルが軽くなっています。
本体が600g以上軽くなっているので、結構大きな違いですね。
素材としては、毛足が短く手触りが良くなり、毛の抜けも少なくなったようです。
保温性を落とさずより良い素材へ変更されています。
温度・タイマーの違い

2022年版は、最大温度が55℃で2021年版より10℃高くなっています。
温度設定は、6段階の切り替えができますが、全体的に高い温度の設定になっています。
その分、消費電力は、やや増えています。
タイマーについては、120分が追加されました。
2021年版は、最長で90分ですが、30分長く設定できるようになっています。
足元・調整ひも・ケーブル長の違い

2021年版は、足元が寒いという声があったようで、2022年版は、足元の生地を長くして、起毛素材を入れています。
実際に足元を見てみると起毛素材が貼ってあり重なりの幅も大きめです。
それでも足を出しにくいということはなかったので、しっかりと改良されていると思います。
調整ひもについては、2021年版は、ひもではなく面テープでした。
面テープだと固かったり服に引っかかったりと問題点があったので、2022年版は、ドローコードという調整ひもに変更されています。
ケーブルについては、全長としては、2021年版の方が長いですが、2022年版は、リモコンまでの長さが短くなり、リモコンから先が長くなっています。
リモコンは、手元にあったほうがいいので、リモコンより先が長いほうが使い勝手が向上すると思います。
こたんぽの2022年版を実際に使ってみた感想を下記の記事で紹介しています。
2022年版着るこたつ「こたんぽ(KRKTTKSBW)」の進化の歴史
進化の歴史というと少し大げさですが、2022年版こたんぽができるまでの流れを確認してみました。
こたんぽという名前は、前作の型番TK-WOK21BWからですが、その前の製品からたどってみます。
※商品ページで確認できた内容になります。
2017年「手まであったかいお一人様用こたつ(POTHETFF)」

発売日は2017年11月10日。
すっぽりと覆っているのは、膝より下で膝より上は、かけているだけですね。
ヒーターは、足元とお腹のあたりの2か所でこの時から手を入れるポケットがあります。
足元が寒いという場合は、この製品でも結構温まることができそうです。
消費電力は、36Wで35~60度の温度調整が可能です。
2018年「着るお一人様用こたつ(TKWKOHKO)」

発売日は、2018年10月10日。
「着るこたつ」というのは、この製品からです。
足元から腰のあたりまで覆われていて、歩くこともできるようになっています。
ヒーターは、2か所で消費電力・温度・タイマーの長さなどを見る限りは、先に紹介したお一人様用こたつを腰のあたりまで覆うように改良したという感じです。
2019年「着るお一人様用こたつ2(TKKROHKO)」

発売日は、2019年10月2日。
着るお一人様用こたつが「2」になりました。
ヒーターは、2か所のままですが、温度が35~55℃の3段階調整になり55℃の時でも18Wと省電力です。
タイマーも最大で90分に変更されています。
2021年「おひとりさま用着るこたつ こたんぽ(TK-WOK21BW)」

発売日は、2021年10月25日。
2021年のモデルから「こたんぽ」という名前になっています。
温度設定は、30℃~45℃と前作に比べると低めになっていますが、ヒーターが大きくなり前面の広い範囲をカバーしています。
2022年「着心地ふんわり歩けるこたつ こたんぽ(KRKTTKSBW)」

発売日は、2022年10月3日。
2021年版に比べると最大の温度が 10℃高くなりタイマーの設定も30分長くなっています。
素材の見直しもされており、600g位軽くなり使い勝手が向上しています。
実際に購入して使ってみましたので、下記の記事もあわせてご覧ください!
番外編 2021年「おひとり様用ヒーター掘りごたつ(S-BPH21G)」

着るこたつではありませんが、足元を温める「おひとり様用ヒーター掘りごたつ」です。
膝より上は、ブランケットをかけて膝より下は、3面のヒーターで温めます。
デスクワークなどで据え置きにしておくにはよさそうです。
こたんぽの2022年版と2021年版の違いとこれまでの進化のまとめ
この記事では、こたんぽの2022年版と2021年版の違いとこれまでの進化を紹介しました。
主な違いは、下記の点です。
- サイズ・重量の違い
- 温度・タイマーの違い
- 足元・調整ひも・ケーブル長の違い
より暖かくなって軽くなったというのが2022年版の良いところです。
こたんぽの始まりと思われる製品は、2017年に発売されていました。
毎年、改良されてより良い製品になってます。