ドライブレコーダーの取り付け位置についてです。
ドライブレコーダーは、DIYでも取り付けできますが、保安基準を確認しておかないと、せっかく取り付けたのにつける場所によっては、違反していた!という可能性もあります。
保安基準の他にも気にしたほうが良い点がありますので、それも記載しました。
自分で取り付けをしたい、どこにつけるのが良いかわからないという方は、是非参考にしてください。
違反しないためにドライブレコーダーの取り付け位置にかかわる保安基準を確認
フロントガラスに取り付ける場合とダッシュボードに取り付ける場合について記載いたします。
いずれにしても視界を確保し安全に運転できることが重量なので、ドライブレコーダーを取り付けたら邪魔になった・違反していたということがないようにしましょう。
フロントガラスにつける場合
ドライブレコーダーの取り付け位置については、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第39条(窓ガラス)」に記載があります。
「車室内後写鏡(ルームミラー)により遮へいされる範囲」になりますが、ただし書きで下記2点について「この限りではない」と記載があります。
- 前面ガラスの上縁でガラス開口部の実長の20%以内の範囲
- 前面ガラスの下縁でのガラス開口部から150mm以内の範囲
一番いいのは、運転者から見てルームミラーの裏に隠れる部分ですが、上縁で実長の20%以内、下縁150mm以内についていればOKと読み取れます。
下の画像の緑の線より下、オレンジの線より上、できればブルーの部分ということになります。
ダッシュボードに取り付ける場合
ダッシュボードに取り付ける場合、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第183条(運転者席)」に記載があります。
- 2m先の高さ1m直径30cmの円柱の少なくとも1部を鏡等を用いず直接確認できること
イメージとしては、下の図のようになります(左ハンドルは、左右逆)。
ドライブレコーダーをダッシュボードに取り付ける場合も違反(違法)とならないように注意しましょう!
保安基準以外で取り付け位置について気にするべき点
先の項目で保安基準について確認をしましたが、それ以外にも注意するべき点がありますので記載します。
- ワイパーの拭き取り範囲にする
- 車検ステッカー(検査標章)に重ならないようにする
- 運転支援のカメラなどがある場合、車両の説明書で禁止範囲を確認する
- 雨滴やライト用のセンサーなどがある場合はさえぎらないようにする
- ETCや地デジのアンテナの近くは避ける
- ドライブレコーダーのマニュアルの推奨位置を確認する
- ダッシュボードの場合、エアバッグの位置などに注意する
主に上記の内容になりますが、車両にブレーキサポート等のカメラやセンサーがある場合は、車両の説明書に取付禁止範囲が書いてある場合がありますので確認しましょう。
また、ドライブレコーダーに安全運転支援などがある場合、説明書に推奨位置の記載が載っている場合があるので、それも確認しましょう。
実際に取り付けした位置
管理人が実際に取り付けた場所の画像を紹介します。
車検ステッカーの右横に取り付けをしました。
ドライブレコーダーの操作や液晶の確認がしやすいように車検ステッカーの右側(運転席側)に取り付けています。
画像を見るとルームミラーからはみ出しています。
ここについては、運転者の身長などにより見え方が変わってしまうので、管理人としてはこれで大丈夫かなと考えています(保証はできませんが・・)。
管理人が取り付けをしたコムテックのZDR025は、ダッシュボードへの取り付けも可能ですが、下記の理由でガラスの上側が良いと考えています。
- 事故でボンネットが曲がった際に撮影しにくくなる
- ダッシュボードの形状やエアバッグの位置を気にするなど取り付けしにくい場合がある
取り付け位置は保安基準に合わせようのまとめ
ドライブレコーダーの取り付け位置について記載をいたしました。
車検については、検査員の判断により若干変わってしまうこともあるので断言はできませんが、管理人は、記載した内容を意識して取付をして指摘をされたことはありません。
ドライブレコーダーが邪魔で見えなかった・違反していたなんてことがないようにしっかりと取り付け位置を確認しましょう。
実際の取付については、下記の記事を参考にしてください。
『コムテック ZDR025の取り付け 前後2カメラドラレコの取付事例』
では、今回は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
※執筆時点での情報です。情報の利用については、各自のご判断・責任において行ってください。