この記事では、サンコーのネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimのスペックなどを比較して違いを紹介しています。
1週間違いで発売された2機種ですが、どのような違いがあるのか気になる方は、是非ご覧ください。
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの冷却性能の違い
まずは、肝心の冷却性能の違いです。
画像の左がネッククーラーPro R4で右がネッククーラーSlimです。
ネッククーラーSlimやそれ以前の機種では、冷却プレートが2枚ですが、ネッククーラーPro R4は、片側に2枚で合計4枚の冷却プレートがあります。
より広い範囲を冷却できるようになっています。
ここは大きな違いですね。
続いてスペック上の違いを確認します。
☆動作モード
Pro R4 | Slim |
ハイパワー/強モード/弱モード | 強モード/弱モード/ゆらぎモード |
上の表は、動作モードの比較です。
ネッククーラーSlimには、ゆらぎモードがありますが、冷却の強さとしては、強と弱の2段階です。
ネッククーラーPro R4は、ハイパワー、強、弱の3段階の切り替えがあります。
ゆらぎモードはありませんが、強・弱モードの場合は、ゆらぎ機能で冷感を持続します。
続いて冷却プレート温度目安の比較です。
☆冷却プレート温度目安
Pro R4 | Slim | |
ハイパワー | 外気温より-10-15℃ | --- |
強モード | 外気温より-8~-13℃ | 外気温より-10~-17℃ |
弱モード | 外気温より-4~-9℃ | 外気温より-4~-8.5℃ |
冷却プレートの温度目安としては、ネッククーラーSlimの方が最大で-17℃なのでより冷たくなります。
ただし、ネッククーラーPro R4は、冷却プレートが4枚なので、体感としては、ネッククーラーPro R4のほうが冷やされている感じが強そうです。
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの動作時間の違い
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの動作時間の違いについてです。
☆専用バッテリーの場合
Pro R4 | Slim | |
ハイパワー | 約2時間 | --- |
強モード | 約3時間 | 約1時間 |
弱モード | 約4時間 | 約2時間 |
☆モバイルバッテリー10.000mAhの場合
Pro R4 | Slim | |
強モード | 約3時間30分 | 約5時間15分 |
弱モード | 約7時間15分 | 約10時間30分 |
☆専用バッテリーの容量
Pro R4 | Slim |
5,800mAh | 2000mAh |
バッテリー容量が同じ場合は、ネッククーラーSlimのほうが長時間使用できます。
しかし、専用バッテリーの場合は、ネッククーラーPro R4の方が3倍近い容量のため長時間使用可能です。
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの防塵防水性能の違い
Pro R4 | Slim |
IPX5 | IP33 |
防水等級については、ネッククーラーSlimは、「3」なので少雨程度なら大丈夫です。
ネッククーラーPro R4は、「5」なので水の直接噴流でも悪影響が出ない程度の防水性能です。
防塵等級については、ネッククーラーSlimは、「3」なので直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が入らない程度の防塵性能です。
ネッククーラーPro R4は、「X」なので防塵性能は、省略されており製品単体では、不明です。
ただし、別売りで防塵カバーが発売されています。
防塵カバーを取り付けることにより防塵等級は、「4」になり直径1mm以上のワイヤーや固形物が入らない程度の防塵性能になります。
別売りなのが残念ですが、防塵性能が必要なら購入してくださいというスタンスですね。
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの価格、その他の違い
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの価格、その他の違いについてです。
Pro R4 | Slim | |
価格 | 12,800円 | 6,480円 |
首回りサイズ | 最小:約37cm 最大:約50cm | 最小:約37cm 最大:約50cm |
サイズ 最小 | 幅約110×高さ約40×奥行約130(mm) | 幅130×高さ45×奥行80(mm) |
サイズ 最大 | 幅約215×高さ約40×奥行約210(mm) | 幅160×高さ45×奥行160(mm) |
重量 本体 | 約300g | 約140g |
重量 専用バッテリー | 約140g | 約80g |
ネッククーラーPro R4とネッククーラーSlimの価格差はかなりあります。
私としては、1万円を超えるとちょっと悩んでしまうかなぁと感じました。
適合する首回りサイズは、2機種とも同じです。
ネッククーラーPro R4は、冷却プレートが4枚ありバッテリー容量も大きいので、重量も結構ありますね。
表にはありませんが、ネッククーラーPro R4は、170cmからの耐落下テスト済みです。
ネッククーラーSlimより丈夫なつくりになっています。
※落下した場合、無破損・無故障を保証するものではありませんとの注意書きがあります
落下防止用ストラップについては、ネッククーラーPro R4には、付属しておりSlimの方は、別売です。
サンコー ネッククーラーPro R4とSlimの違いまとめ
サンコー ネッククーラーPro R4とSlimの違いを紹介しました。
- 冷却温度目安の最大はSlimの方が上
- Pro R4は、冷却プレートが4枚
- Pro R4の方がオプションを付ければ防塵防水等級が上
- Pro R4の方が衝撃に強い
- 専用バッテリーの場合Pro R4の方が長時間使える
- 価格は、Slimの方がかなり安い
作業場などでは、ネッククーラーPro R4がいいですが、価格差が結構ありますので、特に理由がない限りネッククーラーSlimの方がいいかなと感じました。