ドライブレコーダーの録画方法には、常時録画とイベント録画があります。
常時録画というのは、文字からなんとなく想像ができそうですがイベント録画というのは、わかりにくいかもしれません。
この記事では、常時録画とイベント録画について解説いたしますのでご覧ください。
ドライブレコーダーの常時録画とは?
常時録画は、ドライブレコーダーの起動から終了まで連続で録画をする方法になります。
ドライブレコーダーにもよりますが1ファイル30秒や1分の長さで記録をして、SDカードの残り容量が少なくなると古いファイルを削除します。
古いファイルを削除・新しいファイルを書き込むという動作をずっと行っていることになります。
少し前の画像を確認したいと思ったら消えていたということがありますので注意が必要です。
どれくらいで古いファイルが削除されるのか?は、機種や設定、使用しているSDカードの容量によって変わります。
※設定により上書き禁止にできる機種もありますが、SDカードの容量がいっぱいになったら録画終了という使い方は、通常はしないと思います。
私が使用しているZDR035では、下の画像のようにおおよそ30秒のファイルが連続で書き込まれています。
128GBのmicroSDカードを使用した場合は、500分程度記録を残しておくことができます。

複数のファイルに分かれて保存されますが、以前購入した安いドライブレコーダーでは、ファイルとファイルの継ぎ目で2秒ほど映像が抜けていました。
安くてもちゃんと動作するドラレコもあると思いますが、注意が必要ですね。
ドライブレコーダーのイベント録画とは?
ドライブレコーダーのイベント録画は、Gセンサーで衝撃を検知した場合や手動の録画ボタンを押した際に録画する方法です。
※Gセンサーとは、加速度センサーのことで、このセンサーを使って衝撃の検知をしています。
機種によっては、後方車両の接近を検知した場合など何か起きたときに記録したりもします。
Gセンサーの衝撃検知については、設定した値を超える衝撃を受けた場合に記録するという動作になります。
例えば急ブレーキなどですね。
常時録画とは別の領域に保存をしますが、イベント録画も設定した容量を超えると古いファイルを削除しますのでずっととっておけるわけではありません。
※設定により上書き禁止にできる機種もあります。
下の画像は、ビューワーで表示したGセンサーのグラフですが、大きな衝撃を受けているのがわかります。
これをイベントの発生(トリガー)としてその前後の映像を記録する仕組みです。
実際に走行すると急ブレーキや急ハンドルではなく道路の段差で反応してしまうことが結構あります。

常時録画とイベント録画についてもう少し具体的に解説
常時録画とイベント録画について説明をしましたが、今のドライブレコーダーは、両方の仕組みを採用することが多いのでもう少し具体的に解説をします。
記録する領域について
常時録画とイベント録画の両方を採用している場合でも記録するSDカードは、通常は1枚です。
その1枚のSDカードを下の図のように記録領域を分けて記録をします。
常時録画とイベント録画のそれぞれの領域で残りが少なくなると古いファイルから削除するという動作になります。

私が使用しているZDR035では、イベント録画領域を10%~30%で設定することができ、下の画像のように何ファイル記録できるかも表示されます。
このように設定できる場合は、しばらく使ってみてどれくらいの期間とっておきたいかを考えながら録画領域の設定をするとよさそうです。

ビューワーで見るとどうなる?

画像は、ZDR035のビューワーで表示している様子です。
ZDR035の場合は、常時録画とイベント録画(画像では、衝撃録画・マニュアルなどとなっています)の表示を切り替えて再生します。
衝撃録画(イベント録画)では、トリガが「G」となっていますがGセンサーで衝撃検知をして録画したということになります。
表示の仕方は、機種によって異なります。
ドライブレコーダーの常時録画・イベント録画とは?のまとめ
この記事では、ドライブレコーダーの常時録画とイベント録画の説明を行いました。
機種により動作・設定は、異なる場合がありますが、下記のことを押さえておけば理解ができると思います。
- 常時録画:ドライブレコーダー動作中は常に記録
- イベント録画:Gセンサーでの衝撃検知などで記録
- 常時録画とイベント録画それぞれで領域を確保して記録している
では、今回は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました!